こんにちは、講師の佐藤です。
「ワークは最後まで終わらせたのに、テストになると思ったように解けない」
「一度勉強したはずなのに、時間が経つと忘れてしまう」
中学生の学習について、このような悩みを抱えているご家庭は少なくありません。
実は、こうした状態の原因の一つが、問題を解いたところで勉強を終えてしまう「やりっぱなし」です。
問題を解くこと自体はもちろん大切ですが、間違えた理由を確認したり、時間をあけて解き直したりすることで、初めて「できる」に近づいていきます。
今回は、中学生が普段の勉強に取り入れやすい「やりっぱなしをなくす学習法」を4つご紹介します。
勉強の目的は、ただ問題をたくさん解くことではありません。
「できなかった問題を、次はできるようにすること」が、学習を進めるうえで重要になります。
そのため、問題を解き終わったら、答え合わせまでを勉強の一区切りにしないことがポイントです。
間違えた問題があったときは、まず「なぜ間違えたのか」を考えてみましょう。
原因が分かったら、正しい解き方を確認します。
そして最後に、何も見ずにもう一度解いてみることが大切です。
「答えを見て分かった」だけなのか、「自分で解ける」状態なのかを確かめることで、学習の質が変わってきます。

間違えた問題や、正解したものの「たまたま解けたかもしれない」と感じる問題は、あとから見直せるようにしておくのもおすすめです。
そこで活用したいのが、いわゆる「間違いノート」や「弱点ノート」です。
ただ問題と答えを書き写すだけではなく、「どこでつまずいたのか」「次に解くときは何に気をつけるのか」まで残しておきましょう。
たとえば、数学なら計算ミスをしたポイント、英語なら文法の間違いなど、自分が間違えやすい部分を短くメモしておきます。
自分の間違いがまとまっているので、テスト前に弱点を振り返るときにも使いやすくなります。
「何となく苦手」だった部分が具体的に見えてくると、普段の勉強でも何を復習すればよいのか判断しやすくなります。

問題を解いた直後は、解き方や答えを覚えているため、もう一度解けば正解できることがあります。
しかし、それだけでは本当に理解できているか判断しにくい場合もあります。
そこで取り入れたいのが、時間をあけて同じ問題を解き直す方法です。
たとえば、翌日や数日後などに、以前間違えた問題へもう一度取り組んでみましょう。
そのときに自分の力で解ければ、学習した内容が身についているかを確認する材料になります。
反対に、時間が経つと解けなくなっていた場合は、もう一度解き方を確認するチャンスです。
「その場で分かった」から「後からでも解ける」へ変えていくことを意識すると、やりっぱなしの勉強を減らしやすくなります。

もう一つおすすめしたいのが、普段の学習内容を簡単に記録することです。
「今日は何を勉強したか」「どこまでできたか」「まだ不安なところはどこか」を残しておけば、勉強を振り返りやすくなります。
特別なノートを用意する必要はありません。
日付と勉強した内容、気づいたことなどを簡単に書いておくだけでも十分です。
学習した内容を振り返る習慣があると、「何となく勉強した」という状態を防ぎやすくなります。
また、毎日の記録を見返すことで、自分がどのように勉強してきたのかを確認することもできます。
学習塾でも、問題を解いて終わりにするのではなく、その日の学習状況を振り返りながら次の学習につなげていくことが重要です。
勉強をしているのに思うように結果につながらないときは、勉強量だけではなく「勉強した後に何をしているか」にも目を向けてみましょう。
答え合わせをする、間違いの原因を確認する、時間をあけて解き直す、学習記録を残す。
こうした小さな振り返りを取り入れることで、問題を解くだけの「やりっぱなし」から、理解を深める学習へ変えていくことができます。
「勉強しているのに、なかなか身につかない」と感じている中学生は、まず一つの方法から試してみてください。
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講師 佐藤
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