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【お悩み解決】家でスマホばかり!スマホとどう向きあう?
こんにちは。講師の佐藤です。
子どもが勉強に集中できない原因は子どもによって様々ですが、その中でも多くの親御さんが悩みの種として挙げるのが「スマホ」。
たくさんの娯楽が一つに詰まったスマホは、子どもの学習時間を大きく削ぐ原因となります。しかし同時に、スマホは連絡ツールとして非常に便利な端末でもあるため、「子どもにスマホを持たせない」という選択肢はなかなか取りづらいのではないのでしょうか?
現代社会において、生活と切っても切れない関係にある「スマホ」。
ですが、上手に使えば「スマホばかりで全然勉強しない!」という状態から脱却することもできます!
今回は、子どもがスマホに気を取られる場合の対処法を紹介します。
1. 学習環境の整備
- テレビやスマホを物理的に遠ざける
勉強部屋にテレビを置かない、スマホはリビングに置いておくなど、視界からデバイスを取り除きます。 - 誘惑の少ない場所で勉強する
家族がスマホやテレビを楽しむ姿が目に入るようなリビングやダイニングよりも、個室や図書館のような静かで誘惑の少ない場所を選びます。親が見守れる範囲であればさらに効果的です。
2. スマホ使用ルールを明確に
- 時間を決める
勉強中はスマホを別の部屋に置き、休憩中にだけ使用できるルールを設けます。タイマーを使い、勉強時間と休憩時間を区切ると効果的です。 - アプリの制限を設定
勉強時間中はSNSやゲームの通知をオフにする、使用可能時間を設定するアプリを活用します。ただし、生活全体でアプリの使用を過剰に制限すると、かえってやる気や自主性を削いでしまう可能性がありますのでご注意ください。
3. 勉強のハードルを下げる
- 短時間から始める
「まず10分だけやろう」といった小さな目標を設定します。短時間なら集中しやすく、達成感が得られます。 - 好きな科目や簡単な内容からスタート
勉強を始めることへの心理的な抵抗を減らします。
4. 集中を促す工夫
- タイムプレッシャーをかける
「10分でここまで終わらせる」など、ゲーム感覚で目標を設定します。ノルマが過剰だと逆効果になるので、子どもの学習状況に応じて目標を設定してください。 - ご褒美制度を導入する
勉強後に好きなおやつを食べる、スマホを15分使うなど、達成に応じた小さなご褒美を用意します。ただし、ご褒美制度に頼りきりになると「おやつを食べるために勉強する」というような、ご褒美ありきのやる気しか育たなくなるケースがあります。そのため、年齢や学年によっては「短期的に快楽が味わえるご褒美」から「将来の自分にとってのご褒美(成績アップや志望校合格など)」へとシフトチェンジさせることも必要です。
5. 親の関与を工夫する
- 一緒に取り組む
子どもが勉強している間、親も読書や仕事をするなど、集中する姿勢を見せます。子どもは、周りの大人を写す鏡です。「一緒にがんばろう」というメッセージが伝わります。 - 親子で振り返りを行う
勉強後に「今日はどこまでできた?」「どうだった?」と話し合う時間をつくり、頑張りを認めてあげます。
6. 習慣化する
- 固定のスケジュールを立てる
毎日同じ時間に勉強を始める習慣をつけます。習慣化すれば、勉強が自然な行動になります。 - 小さな成功体験を積む
毎日の目標を達成することで自信をつけ、次の勉強へのモチベーションにします。
7. 子供自身の意識改革
- メリットを話し合う
「勉強するとこんなことができるよ」と将来の目標や夢を一緒に考える時間をつくります。 - 自己管理を促す
「どうすれば集中できると思う?」と、子供自身に対策を考えさせると、自立心を育てることができます。
NG例
ここからは、子どものスマホの扱い方として親御さんには極力避けてほしい行動を紹介します。- 過度な叱責や脅し行為
「勉強しないならスマホ没収!」などの厳しい態度は、子供のやる気を削いでしまいます。どうしても目に余るような使い方をしているようなら、冷静に話し合って使用ルールの見直しをしましょう。 - 親がスマホを使い続ける
子供に禁止しているのに親がスマホを手放さないと、説得力が薄れます。