中学生の勉強で、多くのお子さんが苦戦しやすいのが「暗記」です。
理科や社会の用語、英単語や文法など、覚える必要のある内容は学年が上がるほど増えていきます。
何度も教科書を読み返しているのに覚えられないと、「うちの子は暗記が苦手なのかな」と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、暗記はただ繰り返すだけではなく、覚え方を工夫することで効率よく学習できる分野でもあります。
今回は、ご家庭でも取り入れやすい、記憶に残りやすい暗記法を紹介します。
暗記でまず意識したいのが、一度覚えた内容を時間を空けて復習することです。
人は、一度覚えたことでも時間が経つにつれて少しずつ忘れていきます。
そのため、テスト前に一気に覚えようとするよりも、日を分けて何度か確認するほうが、学習した内容を思い出す機会を作りやすくなります。
例えば、勉強した内容を1日後、3日後、1週間後、1ヶ月後のように、間隔を空けながら振り返ってみましょう。
このような「間隔反復」を意識すると、忘れかけたタイミングで再び思い出すことができます。
毎日の勉強時間の中に短い復習時間を取り入れるだけでも、暗記の習慣を作るきっかけになります。

暗記するときは、ただ文字を目で追うだけではなく、複数の感覚を使って覚えることも意識してみましょう。
特に社会や理科などでは、図・地図・表・イラストなどを使って情報を整理すると、内容をイメージしながら学習できます。
歴史の出来事なら年表を作ったり、理科の内容なら図にまとめたりするなど、自分が見返したときに分かりやすい形に整理してみるのがおすすめです。
また、覚えたい内容を声に出して読む「音読」も取り入れられます。
英単語や英文などは、目で見るだけでなく実際に発音してみることで、読む・聞くという複数の方法を使って学習できます。
さらに、単語や用語、公式などを実際に書いて確認することも有効です。
ただし、同じ言葉を何十回も機械的に書き続けるのではなく、「見ないで書けるか」を確認する時間も作ってみてください。
覚えたつもりになっている部分を、自分で発見しやすくなります。

暗記した内容を本当に理解できているか確認する方法として、人に説明するつもりで学習する方法があります。
保護者の方から「この単元、私に教えてみて」と声をかけてみるのもよいでしょう。
誰かに説明しようとすると、覚えた内容を頭の中で整理する必要があります。
その過程で、「ここは説明できるけれど、ここはよく分からない」という部分にも気づきやすくなります。
もし説明している途中で止まってしまったら、そこが復習するポイントです。
また、説明する相手がいない場合でも、自分自身に説明するように声に出してみるだけで構いません。
「なぜこうなるのか」「これは何を意味しているのか」まで言葉にしてみると、単なる丸暗記から一歩進んだ学習になります。
覚えにくい数字や順番などは、語呂合わせを自分で作ってみるのも一つの方法です。
歴史の年号など、数字をそのまま覚えるのが難しい場合は、覚えやすい言葉と結びつけてみましょう。
また、複数の出来事を覚えるときには、それぞれをバラバラに暗記するのではなく、一つのストーリーとしてつなげる方法もあります。
「この出来事のあとに何が起こったのか」「なぜこの出来事が起きたのか」と前後の関係を考えながら覚えることで、単語だけを暗記するよりも思い出すきっかけを作りやすくなります。
さらに、リズムやメロディを使って覚える方法もあります。
英単語や歴史の年号など、繰り返し確認したいものは、自分が覚えやすいリズムに乗せて口に出すなど、楽しみながら工夫してみるのもよいでしょう。

効果的な暗記法には、繰り返し復習する方法、図やイラストで整理する方法、音読や書き取りを取り入れる方法など、さまざまなやり方があります。
すべてを一度に取り入れる必要はありません。
まずは「これなら続けられそう」と思える方法を一つ選び、実際に試してみることから始めてみましょう。
暗記が苦手なのではなく、今の覚え方がお子さんに合っていないだけかもしれません。
勉強の中でいろいろな方法を試しながら、自分にとって覚えやすいスタイルを見つけていくことが大切です。
暗記を「ただ覚える作業」にするのではなく、工夫しながら取り組める学習に変えていきましょう。
新個別指導塾MyWayでは、お子さん一人ひとりの学習状況に合わせて、日々の勉強の進め方を一緒に考えています。
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講師 佐藤
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