こんにちは、講師の佐藤です。
「古典って難しそう……」と感じている中学生も多いのではないでしょうか。
古典は現代の言葉とは違う表現が出てくるため、最初は戸惑うこともあります。ただ、勉強するポイントを整理して、一つずつ取り組むことで、文章の意味も少しずつ分かるようになってきます。
ここでは、古典を楽しく学ぶための勉強法を取り上げてみましょう。
まず取り組みたいのが、古典単語の暗記です。古典には、現代語とは意味が異なる言葉がたくさん登場するため、単語の意味が分からないままだと、文章全体の内容を読み取ることが難しくなります。
まずは「いと=とても」など、授業で出てきた基本的な古典単語から少しずつ覚えていきましょう。覚えるときは、ゴロ合わせなど自分が覚えやすい方法を取り入れてみるのも一つの方法です。
さらに、覚えた単語はクイズ形式で確認すると、知識が身についているかチェックしやすくなります。単語アプリなどを利用すれば、通学中や休み時間などの短い時間にも復習することができます。
一度にたくさん覚えようとせず、繰り返し確認することを意識しましょう。
古典を読み解くには、文法の基本を理解しておくことも欠かせません。特に助動詞は、文章の意味を読み取るうえで重要なポイントになります。
最初は「未然形」「連用形」など、普段あまり使わない言葉に戸惑うかもしれません。そんなときは、文法ノートを作って活用形や意味を整理してみましょう。自分で書きながらまとめることで、どこが分かっていないのかも確認しやすくなります。
また、活用表を見ながら声に出して繰り返すのもおすすめです。目で見るだけでなく、実際に声に出して確認することで、文法の形を覚える練習になります。
古典の文章を読むときは、一文ずつ現代語訳してみることを意識してみましょう。いきなり文章全体を理解しようとすると難しく感じるため、まずは一文ごとの意味を考えるところから始めます。
分からない部分があっても、すぐに答えを見るのではなく、自分なりに意味を考えてみることがポイントです。例えば、『竹取物語』の冒頭にある「今は昔」という表現は、現在から見て昔の出来事を語り始める言葉です。
このように、単語や文法の知識を使いながら一文ずつ読み進めると、文章全体の流れもつかみやすくなります。現代語訳を繰り返すことで、古典独特の表現にも少しずつ慣れていきましょう。
古典の勉強では、文章を音読することも取り入れてみましょう。声に出して読むことで、古典独特のリズムや言い回しを意識しやすくなります。
自分の読み方を確認したい場合は、音読を録音して聞き直す方法もあります。また、古典にはさまざまな作品があるので、自分が興味を持てる作品を見つけることも大切です。
歴史が好きなら『平家物語』、物語や人物関係に興味があるなら『源氏物語』や『伊勢物語』など、気になる作品から触れてみるのもよいでしょう。作品が書かれた時代の文化や背景を調べてみると、登場人物の考え方や物語の内容をより身近に感じられることもあります。
さらに、古典の漫画や現代語訳版の本などを活用するのも一つの方法です。難しい文章をそのまま読むだけではなく、自分に合った教材から古典に触れることで、興味を持つきっかけを作ってみましょう。
古典は、最初からすべてを理解しようとすると難しく感じるかもしれません。まずは単語を覚え、文法を確認し、短い文章から現代語訳してみるなど、できることから順番に取り組むことがポイントです。
慣れてきたら音読をしたり、興味のある作品に触れたりしながら、古典の世界を楽しんでみてください。「難しいから苦手」と決めつけず、自分に合った勉強方法を見つけることから始めてみましょう。
古典の学習で分からないところがあれば、一人で抱え込まず、学校の先生や塾の先生に質問することも大切です。
講師 佐藤
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