ブログ

  • HOME
  • ブログ
  • 【情報】頑張る子どもをサポートするための心理学

【情報】頑張る子どもをサポートするための心理学

【情報】頑張る子どもをサポートするための心理学

こんにちは。講師の佐藤です。

多くの子どもたちが、3学期に向けて、もしくは新学年に向けての学習をし始める冬休みに入りました。受験生は入試に向けてのラストスパートをかけだしている頃だと思います。

子どもは、努力が結果に結びつかないときや、挫折を経験するとき、「自分なんてダメだ」と感じてしまうことがあります。こうした瞬間に大切なのが「自己肯定感」です。自己肯定感は、困難に立ち向かう力や前向きな成長の原動力となります。
今回は、心理学の視点から子どもの自己肯定感を高める方法を解説します。

自己肯定感とは?

自己肯定感とは、自分自身を価値ある存在として受け入れる感覚のことです。心理学者カール・ロジャースは、自己肯定感を高めるには「無条件の肯定」が必要だと述べました。これは、成果や行動に関わらず、子どもの存在そのものを受け入れる態度を指します。この態度が、子どもにとって心の安全基地となり、自分らしく挑戦する勇気を育みます。

1. 子どもの努力を認める「プロセスフォーカス」

自己肯定感を高める上で最も効果的な方法の一つが、「結果」ではなく「プロセス」を評価することです。心理学者キャロル・ドゥエックの研究によれば、努力や挑戦そのものを認めることで、子どもは「成長志向」を持つようになります。

たとえば、「100点を取れて偉いね」ではなく、「勉強を頑張ったから前より良い点数が取れたね」と声をかけると、努力が報われた感覚を得られます。こうした言葉かけは、子どもが失敗をしても「次は頑張れる」という前向きな気持ちを持つ助けになります。

2. 「共感」することで心を開く

子どもの話を傾聴し、感情に寄り添うことも重要です。心理学者トーマス・ゴードンは、親が共感的に子どもの感情を受け止めることで、信頼関係が深まり、子どもは安心感を得られると述べています。

たとえば、子どもがテストで悪い点数を取った場合、「どうしてこんな点数なの?」と叱るのではなく、「悔しかったよね」と共感するだけで、子どもの気持ちは軽くなります。この安心感が、次の挑戦へとつながります。

3. 小さな成功体験を積み重ねる

心理学の行動療法では、「小さな成功体験」が自己効力感を育てると言われています。これは「自分はできる」という感覚を指し、自己肯定感の基盤を形成します。

たとえば、いきなり難しい目標を設定するのではなく、達成可能な小さな目標を立て、それをクリアするたびに「すごいね」と認めることが効果的です。これにより、子どもは「自分にもできる!」という確信を持つようになります。

4. 親や教育者自身が自分を大切にする

自己肯定感は鏡のように伝播します。親や教育者が自分を否定する言葉を使ったり、過剰にストレスを抱えたりしていると、子どもにもその影響が及びます。心理学者アルフレッド・アドラーは、「親が幸福であることが、子どもの健全な成長に不可欠」と述べています。まずは自分自身を労わり、ポジティブな姿勢を子どもに示しましょう。

MyWayで自己肯定感を育てるサポートを

自己肯定感を育むサポートは、子どもの可能性を最大限に引き出す重要な要素です。小さな成功体験を一緒に積み重ね、前向きな言葉で励まし続けることで、子どもは強く、自分らしく成長していきます。
私たちMyWayでは、子どもの成長を全力でサポートしています。一人ひとりの特性や目標に寄り添いながら、自己肯定感を高める指導を行っています。学びの中で得られる達成感や、温かな励ましが、子どもの未来を明るくします。お子さまの可能性を広げるために、ぜひMyWayにお任せください!

講師 佐藤